タブレットインタフェースの設定とデータ収集

タブレットインタフェースにアクセスするには、入力デバイスを作成する必要があります。作成方法については、こちらの記事をご覧ください。これにより、製造現場の作業者は、現在取り組んでいる作業や生産したものをシステムに記録することができます。

このプロセスについては、「スタートアップ 3」の記事ですでに取り上げていますので、ここでは詳しく説明しませんが、作業者はモバイルアプリから[生産を挿入]を選択し、どの[生産注文]、[製品]、[作業]で作業しているかを指定しながらステップを進めることができます。

これらを入力すると、生産とその生産の時間カウントが開始されます。作業が完了したら、[生産を挿入]をタップし、生産数量を入力します。

生産記録レポートを作成する方法

このデータは更新され、[生産注文]ページと[ダッシュボード]の両方に表示されます。また、レポートからも確認することができます。これらのレポートを設定し解釈する方法について、もう少し詳しく見ていきましょう。

1. サイドメニューから[レポート]を選択します。

ページの上部で、作成するレポートのタイプを選択することができます。既定のレポートは[生産]に設定されています。

[生産レポート]には、指定した期間に作成されたすべての生産記録が一覧表示されます。また、レポート内の情報を定義するための追加のオプションやフィルタがあります。

2. ページの上部では、レポートに追加のオプションを設定することができます。詳細は以下をご覧ください。

3. 次の手順では、フィルタの設定を行います。最初のフィルタは、時間間隔に関するものです。次の設定から選択することができます。

4. その後、例えば、単一の生産注文の情報のみを表示するように、レポートにフィルタを適用することができます。また、これらのフィルタを組み合わせて使用することもできます。

5. 生産記録を特定のタイプでグループ化してレポートに表示したい場合(各作業者ごとにグループ化したい場合など)は、そのフィールドの横にある[グループ]を選択します。

6. オプションを設定したら、ページ下部の[レポートを生成]を選択してレポートを作成します。これは、別ウィンドウで開きます。

レポートを抽出した後、異なる列のヘッダーの矢印を選択して、それを並べ替えることができます。

また、時間や数量のエラーやダウンタイムに関する警告を含む色を確認することもできます。これらの色の説明は、テーブルの左下にあります。

レポートには、時間値も含まれます。

[合計推定時間]は、定義された作業のサイクルタイムに生産される個数を掛けたものです。
[合計作業時間]は、作業者が作業に費やした実際の時間です。
[偏差]は、推定値と作業値の差です。偏差が正の場合(作業者が計画よりも長い時間を作業に費やした場合)、この値は赤で表示されます。負の場合、それが計画よりも短い時間だったことを意味し、緑で表示されます。
[アイドル時間]は、作業者が最後の生産を終了してから現在の生産にログインするまでに費やした時間です。

Fusion Operations の管理インタフェースからレポートを表示するだけでなく、画面左上から Excel ファイルまたは PDF ファイルとして書き出すこともできます。