アカウントを設定する
ここで作成および設定できる項目は多数ありますが、すべてが重要というわけではありません。しかし、そのいくつかは重要で、作成する順番も同じく重要です。
[生産注文]は、Fusion Operations の主要項目です。
[生産注文]とは、指定された製品を一定量生産する注文(基本的にはジョブ全体)のことで、Fusion Operations によって実行および追跡される生産作業を包括し、管理するものです。
生産注文を作成するには、まず他の項目を定義する必要があります。
作業者
作業者は、最初に定義すべき項目です。作業者とは、生産または在庫管理に関連する作業を行う個人であり、これらの作業を行うすべての作業者を Fusion Operations に含める必要があります。作業者は、製造現場であれ、倉庫であれ、あるいは生産や製造データを追跡する必要があるその他の段階であれ、モバイル アプリとやりとりするすべてのユーザを指します。
作業者を追加するには、左側のサイド メニューから[作業者]を選択します。ここから、[+ 作業者を追加]を選択し、それぞれの関連情報を入力します。このページの記入方法については、後のビデオで詳しくご紹介します。
製品
作業者を定義したら、次は作業する製品を作成します。製品は、個々のコンポーネントとして、または完成品の完全なアセンブリとして考えることができます。これらは、原材料が最終製品を生産するまでの一連の作業で構成されます。
サイド メニューから製品ページにアクセスし、[+ 製品を追加]を選択し、関連情報を入力します。また、製品の作成方法については、後のビデオで詳しくご紹介します。
作業
製品を作成したら、その製品を製造するために必要な作業を定義する必要があります。[作業]とは、作業者が作業を完了するために踏むべき全ての順序のことで、既存の紙の手順書や作業指示書と同じようなものです。ここでも、[作業]はサイド メニューにあり、[+ 作業を追加]アイコンを使用して追加します。
このページでは、作業の対象となる製品を選択する必要があるため、これを事前に作成します。他の項目と同様に、このページはその他の必要な情報を入力するために使用されます。 その詳細については、別のビデオでご紹介します。
作業者、製品、および関連する作業が定義され、これで生産注文を作成するのに必要な最低限の情報が揃いました。お望みであればより多くの情報を定義することができますが、そのためには最初にこれら 3 つを設定する必要があります。オプションで作成できる項目の中で最も便利なのが[マシン]です。これはマシンや設備単位で生産を追跡する場合に重要ですが、すべてのユーザにとって必要というわけではありません。
マシンを作業にリンクして、どこでどのように完了させるかを指定できます。
これらは、サイド メニューからも作成できます。
生産注文は管理リストの上部にあります。これを選択し、[+ 生産注文を追加]すると、生産注文の作成フォームが開きます。ここで、事前に定義した製品と作業者を選択する必要があります。また、注文数量、生産注文の名称であるコード、開始日と納期を入力する必要があります。
生産注文を即座に作業者が使用できるようにする場合は、その生産注文の設定も[アクティブ]にする必要があります。この他にも含めることができるオプション フィールドはありますが、生産注文を作成するために必要な最小限のフィールドは以上です。
生産を挿入する
生産注文が完了すると、関連情報がモバイル アプリに表示されます。これを確認するには、モバイル アプリまたはスマートフォンのシミュレータを開きます。ここに[生産を挿入]オプションが表示されます。このオプションを選択すると、作業者 ID を入力するよう求められます。作業者 ID は、作業者を作成する際に割り当てられる一意の ID 番号です。
これを入力すると、その作業者に割り当てられている有効な生産注文のリストが表示されます。
選択すると、生産注文に含まれる製品が表示され、最後にその製品で選択できる作業が表示されます。
作業者が製品の作業を行うことを意図していない場合、これらのオプションは表示されず、直接または作業者グループの一員として、割り当てられたもののみを表示することができます。
該当する製品と作業を選択すると、[生産開始]というメッセージが表示されます。これは、この作業が[進行中]と表示されることを意味します。この時点より、作業者はモバイル デバイスを閉じて、工場や倉庫のフロアで作業を実行することができます。
現在進行中の作業により、管理インタフェースはダッシュボードを通じて生産に関するいくつかのデータを提供します。次のビデオでは、ダッシュボードの使い方と生産のステータスを確認します。