材料要件計画 | Fusion Operations (Japanese) Help Center

Autodesk Fusion Operations の材料要件計画(MRP)機能は、さまざまな製品について、指定された日付間隔の需要と供給を表示することを主な目的としています。これにより、生産または購入するさまざまな材料のニーズだけでなく、各日付の予測ストックも確認できます。

この機能は、当日以降の需要と供給を計算します。生産、販売、または購入に関連する履歴データを表示する場合は、レポートで生産、販売、および購入注文を確認することができます。

セットアップの例とその概要

[フィルタ]オプションの機能をより詳しく説明するために、ケーキを販売する会社のセットアップを作成しました。

10 月 15 日から 11 月 9 日の間に、ストロベリー、チョコレート、オレンジのケーキ 800 個に対する注文を受け、これを満たすために必要な材料を計画する必要があります。

必要な材料を計画し、必要に応じて追加の発注書を作成できるように、どのような材料がストックにあり、どのような材料が発注書から受け取られるかを知る必要があります。

社内で生産された中間製品を使用する必要がある場合は、生産注文を通じてそれらを追加し、MRP の計算で考慮されるようにすることもできます。

フィールドとテーブルの説明

この機能を使用すると、行が製品を、列が今日(生産日)から始まる日付をそれぞれ表すテーブルを表示することができます。

各行(各製品)について、次の情報を確認できます。

ここで、

ストック: 指定された日付の、その日/週の開始時におけるストック

供給: 生産される量、または発注書を通じて受け取られる量

要求: 顧客からの注文で要求される数量

内需: 自社の生産注文によって発生する需要(BOM - 部品表)

必要/超過: 日/週の終了時のストックと、翌日/週の[在庫]値に振り替えられる数量数量が正の場合は緑色で表示され、負の場合は赤色で表示されます。

[必要/超過]フィールドが赤で表示されている場合は、そのフィールドをクリックし、必要数量に合わせて発注書を作成することができます。

テーブルフィルタの下にある[最終更新: ...]フィールドには、材料要件計画が最後に更新された日時が表示されます。フィルタを変更するたびに、[MRP を計算]をタップして値を更新する必要があります。

テーブルフィルタと MRP データ

材料要件計画機能には、次の 2 つの異なるフィルタタイプがあります。

1. テーブルフィルタ(左側): 表示されている製品をフィルタできます。これにより、下に表示される行の数が減ります。

生産注文[チョコレートケーキ 1]をフィルタするとどうなるか見てみましょう。13 行あった MRPが、7 行に減りました。

2. MRP データ(右): 需要と供給の値を計算するときに MRP でどのデータを考慮するかを選択できます。これにより、MRP で考慮される需要と供給の値が変更されます。

MRP データでは、時間区分を変更して、材料所要量計画を日時、週次、または月次で表示することもできます。

生産注文「チョコレートケーキ 1」を需要と供給の両方でフィルタするとどうなるかを、次の図に示します。

テーブルフィルタと MRP データの両方を組み合せることもできます。一連の製品の予測ストックだけを確認したい場合は、テーブルフィルタを使用して結果を絞り込みます。また、一連の生産注文によって生成された需要を確認する場合は、MRP データでそれらをフィルタし、[供給]のチェックボックスをオフにします。その結果、どの販売注文、生産注文、予測から需要が来るかを指定することができます。

データを書き出す

必要なフィルタによる材料要件計画の設定が完了したら、計画の右上にあるボタンをクリックするだけで、その情報を含む Excel エクスポートファイルをダウンロードできます。