工場では、シフトが長期間にわたって一定のままである可能性は低いため、シフトが変更されるたびに Autodesk Fusion Operations で作業者のシフトを更新することが重要です。しかし、ただシフトを新しいものに変えるだけではいけません。逆に、過去の生産記録を、費やした時間と生産効率の観点から正しく計算できるように、過去のすべてのシフトを記録しておくことが重要です。次の手順では、シフト勤務の設定方法とそれを正しく行う方法について詳しくご紹介します。

また、ページの下部では、いくつかの具体的なケースを元にモデル化する方法を確認できます。

1. [作業者]タブに移動し、シフト変更を追加する作業者に該当する[編集]ボタンをクリックします。

2. 次の画面が表示されます。ここでは、シフトだけでなく、作業者に関するいくつかの詳細情報を管理することもできます。

ボックス(1)では、下部にその詳細が表示された作業者のシフト、作業者のスキル、および作業者が属する作業者グループを編集することができます。

3. [作業シフト(1)]タブを開き、[+ シフト変更を追加(2)]をクリックします。

4. [ボックス(1)]にシフト変更の詳細を入力できるようになりました。

ボックス(1)では、次の情報を入力できます。

カレンダー[ボックス(2)]では、特定の日にどのようなシフトが考慮されているかを確認することができます。[カレンダー ビュー]の下にある矢印を使用することで、日付の移動ができます。

次に、一般的な例をいくつかご紹介しますので、ぜひご覧ください。

1. 来週から毎週金曜日の退社時間を 1 時間早める予定です。

この状況は、すべての金曜日に適用される特定のシフトを作成することでモデル化できます。この新しいシフト(新しい金曜日)を以下のように追加できます。毎週金曜日にこのシフトが繰り返されるようにするため、開始日は金曜日である必要があります。また、このシフトが適用されなくなる日は未定のため、終了日はありません。シフトは毎週繰り返されるため、[周期]を毎週に、毎週発生するため、[頻度]を 1 に、そして金曜日にのみ適用され、続く日には適用されないため、[持続時間]も 1 に設定します。

2. ある作業者は次週から 3 週間に渡り、例外的に夜勤で働き、その後通常のシフトに戻る予定です。

この場合、最も簡単な方法は、その後の 3 週間にわたる夜勤を選択し、[周期]を毎週(パターンが毎週繰り返されるため)、[頻度]を 1(すべての週に適用する必要があるため)、[持続時間]を 5 日(月曜日から金曜日まで適用する必要があるため)と定義することです。

3. 特定の作業者が土曜日に交代で勤務することになりました。彼は追って通知があるまで、このシフトが割り当てられます。

ここでは、土曜日に固有のシフト(土曜日シフト)を作成することで解決します。[開始日]を土曜日(シフトが土曜日に適用されるため)、[終了日]をなし、[周期]を毎週(シフトが週単位のパターンであるため)、[頻度]を 2(2 週間ごとに繰り返されるため)、[持続時間]は 1 日(土曜日にのみ有効になるため)に設定します。

4. 作業者は 3 週間ごとに変わる 2 つの異なるシフトが割り当てられます。

このシナリオは、2 つの新しいシフトを挿入することでモデル化できます。2 つとも[周期]を毎週、[頻度] を 6(6 週間ごとに繰り返されるため)、[持続時間]を 21 日(3 週間 * 週 7日)に設定します。下の図の開始日をご覧ください。2 回目のシフトは 3 週間後に始まります。

この記事がお役に立てば幸いです。シフトの変更を定義したり、新しいシフトを作成するためのガイダンスが必要な場合は、ご遠慮なくお問い合わせください。

サポートが必要な場合、 Fusion Operations エキスパートがあなたに連絡するようにこちらからリクエストしてください。