Fusion Operations のレポートとは、基本的に、ユーザが指定した期間内に定義した特定タイプの要素のリストのことです。レポートの生成は非常に簡単です。
レポートを生成する
1. メイン ダッシュボードの左側のメニューで[レポート]を押します。
2. 必要なオプション、時間、および要素フィルタ(生産注文、セクション、製品など)を選択します。[グループ]オプションを使用してデータをグループ化することもできます。各オプションの詳細は、手順 3. 以降をご覧ください。
3. 下にスクロールして、[レポートを生成]をクリックします。
以下のメッセージが表示される場合は、希望のオプションを押して、Excel または pdf でレポートを生成することを選択できます。
以下のメッセージが表示される場合は、タイムフレームを短縮するか、レポートにフィルタを追加する必要があります。
また、PDF または Excel でレポートを生成する方法が既にわかっている場合は、ページの下部にある「レポートを生成」の横のドロップダウン ボタンを直接使用することもできます。これを押すと、Excel (1)または PDF (2)オプションを選択できます。
レポートの希望の形式を選択すると、ページが開き、過去 5 日間に生成されたすべてのレポートのリストが表示されます。このリストには、生成されたファイルの名前、レポートの有効期限、およびステータスが表示されます。
待機中: これは、レポートが生成のキューにあることを示します。
生成中: これは、レポートが現在システムによって生成されていることを意味します。
ダウンロード: これは、レポートをダウンロードしてコンピュータに保存する準備が整っていることを意味します。このリンクをクリックすると、選択したレポートを定義済みの形式でダウンロードできます。
生成されたすべてのレポートを 5 日以内に確認するには、[レポート]タブで[最近のレポートを表示]オプションをクリックします。
レポート オプション
生産レポートを生成する際、次の 3 つのオプションが使用可能です。
詳細な不良品の報告: アクティブにすると、レポートの最後に追加の列が表示され、各不良品コードの理由ごとに生産された不良品量の詳細が表示されます。
作業者およびマシン ダウンタイムを含める: アクティブにすると、作業者とマシンのダウンタイム レコードを含む行がレポートに追加されます。
消費された製品を含む: アクティブにすると、レポートの最後に、作成されたすべての消費、計画済みの消費およびロットの詳細を示すテーブルが追加されます。
時間フィルタ
時間フィルタには、基本(Basic)、相対(Relative)、詳細(Detailed)の 3 つのオプションがあります。
基本: 特定の終了時間で返される生産記録をフィルタする場合に選択します。
相対: 本日、昨日、過去 30 日間など、事前定義された終了時間によって返される生産記録をフィルタする場合に選択します。
詳細: 生産記録をフィルタして、開始時間と終了時間の両方で返す場合に選択します。
要素フィルタ
プロダクションのレポートを書き出す場合、解析に必要な特定の記録のサブセットのみが含まれている場合は、フィルタのセットを使用できます。これらのフィルタには、セクション、生産注文、製品ファミリなどが含まれます。また、これらのフィルタを組み合わせて、2 つ以上の要素が交差する記録を取ることもできます。
要素グループ
特定のタイプの要素ごとにグループ化された生産を表示する場合は、それぞれの要素の前にある[グループ化]オプションを選択します。
このオプションを有効にすると、次に示すように、新しいテーブルがレポートの最後に追加されます。
このテーブルでは、各行がそれぞれの製品を表し、情報はその製品にリンクされたすべての記録を考慮します。このオプションを使用すると、特定の要素の生産メトリクスを簡単かつ迅速に確認できます。
結果を説明する
最終的なレポートは、さまざまな色で構成されます。それぞれの色は、特定の意味を持って行に追加できます。次に、それぞれの凡例をご確認ください。
[考えられる数量エラー]とは、その記録の数量が 0 であったか、またはその記録の所要時間が 60 秒未満であったことを意味します。
[時間]列には、4 つの値があります。ここでは、これらの値の意味を示します。
推定時間: 作業サイクル タイム / 作業の数量比率 x 生産された単位数です。
勤務時間: オペレータが作業に費やした実際の時間です。この場合、作業の終了時間、開始時間、作業者とマシンのダウンタイム記録、作業者とマシンのシフト、および作業者のタイム レコーダー記録が考慮されます。
偏差: 推定時間と勤務時間の差です。
アイドル時間: 作業者が連続する記録の間、および一日の最初の生産の前に費やした時間です。より深い理解を得るために、次の例をご覧ください。
この例では、合計アイドル時間は 1 時間 25 分です。これを、いくつかの要素に分解してみましょう。
最初の記録のアイドル時間は 6 分です。これは、作業者の最初のシフトの開始時間(午前 8 時)と最初の記録の開始時間の差(午前 8 時 6 分)です。
2 つ目の記録のアイドル時間は 1 時間 16 分です。これは、この記録と前の記録の差(午前 11 時 54 分から午後 2 時 10 分 までの 2 時間 16 分)から昼休み(午後 12 時 から 午後 1 時まで)を引いた値が含まれるためです。
3 つ目と最後の記録のアイドル時間は 3 分です。これは、この記録と前の記録の差(午後 3 時 43 分から午後 3 時 46 分まで)です。
レポートの最後の行でハイライト表示された他のエンティティは次の通りです。
経過時間: 選択した期間内のすべての生産に費やされた、重複しない生産記録の時間間隔の合計に対応します。シフト内の中断およびダウンタイムの記録は、経過時間から差し引かれます。
例:
作業者 A と B は、午前 9 時から午前 12 時まで、午後 1 時から午後 5 時までの 2 つのスケジュールでシフトを組んでいます。午後には、両方の作業者が 2 時から 2 時 30 分までをダウンタイムとして記録しました。作業者 A の生産記録は午前 9 時 30 分から午後 4 時まででした。作業者 B の生産記録は午前 9 時 30 分から午後 5 時まででした。
経過時間の合計は 5 時間で、次の間隔の合計となります。
午前 9 時 30 分～午前 12 時
午後 1 時～午後 2 時
午後 2 時 30 分～午後 5 時
最後に、上部にある[エクスポート]ボタンを押して、PDF または Excel にエクスポートすることもできます。
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