生産注文(PO)リストを見ると、生産状況を把握するために一目で確認できる情報がいくつかあります。その中で、各行に 2 つの進行状況バーが表示されます。
既定では、[実行済み作業の進行状況]バーが大きくハイライト表示されます。または、[完了した単位の進行状況]バーを表示することもできます。
[実行済み作業の進行状況]は、図の左側に表示されます。右側には、[完了した単位]のパーセンテージが表示されます。
実行済み作業の進行状況とは
[実行済み作業の進行状況]は、各生産注文で既に実行されている必須作業のパーセンテージを表します。このパーセンテージは次の方法で求められます。
% PO progress = Done operations standard time / Ordered operations standard time
この値は、作業で定義された標準時間を使用して取得され、オプション、時間/数量なし、およびリカバリ作業は無視されます(スケジュールされた時間における影響が予測できないため)。
完了した単位の進行状況とは
この値は、既に完了している製品のパーセンテージを示します。つまり、製品ワークフローで最後の作業に至った製品です。この値は次の方法で取得されます。
% finished units = Finished product quantity / Quantity ordered
色の意味
色は PO 終了日を考慮した完了ステータスを示します。
(i) 注文された製品の 100% 以上が完了している場合、その生産注文は緑色(完了)で表示されます。
(ii) 生産注文の完了率が 100% 未満で、その納期が将来のものである場合、バーは青色(進行中)で表示されます。
(iii) 生産注文の完了率が 100% 未満で、その納期が過去のものである場合、バーは赤色(遅延)で表示されます。
よくある質問と回答
作業を行ったのに、進行状況が表示されないのはなぜですか?
実行された作業がオプション、リカバリ、または時間/数量なしの場合、それらは進行状況の計算に考慮されません。また、この値は、作業で定義された標準時間を使用して計算されるため、作業のスケジュールされた時間全体に占める割合が小さい場合、進捗に与える影響は軽微である可能性があります。
[実行済み作業の進行状況]が[完了した単位の進行状況]よりも高いのはなぜですか?
これは、注文した製品に対して、いくつかの作業を最後まで行わなかった場合に起こる可能性があります。つまり、製品ワークフローは進んでいるものの、まだ最後の作業に到達していない場合です。
[完了した単位の進行状況]が[実行済み作業の進行状況]よりも高いのはなぜですか?
製品ワークフローで作業をスキップした場合に起こります。つまり、何らかの理由で、製品ワークフローの最後の作業はすでに完了しているものの、それ以前の必須作業がすべて完了していない場合です。
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